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田園調布動物病院

お知らせ

はじめてのわんちゃんがお家に来たら

はじめてわんちゃんを飼い始めて、いろいろ病気の予防をしなきゃいけないって聞いてるけれども、よくわからない、そんな風に言われることが度々あります。
ここでは、はじめてわんちゃんと暮らし始めた方に、予防すべきものをご説明します。

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(1) 狂犬病予防接種

わんちゃんと暮らすうえで最も耳にするのがこの狂犬病。狂犬病予防接種は、法令で定められている予防接種です。
しかし実際には1957年より狂犬病の発症が知られておらず、
我が国は世界的に見ても数少ない狂犬病清浄国です。
接種が終わったら各行政(市や区)へわんちゃんの登録を行います。
登録は、飼い主さんでも出来ますし、動物病院でも代行しているケースも多いようです。
接種は年に一度行います。
狂犬病予防接種の時期はだいたい4~5月が主ですが、
一年を通じで接種することは可能です。
当院では、大田区、世田谷区の方には、無料での登録の代行を行っております。
新規登録料3000円(区へのお支払い)
手数料550円(区へのお支払い)
狂犬病注射料3000円


(2) 伝染病予防の為の混合ワクチン

伝染病予防の為のワクチンは、ジステンパー、パルボ、レプトスピラ、肝炎、コロナウイルスなどを一度に予防できる混合ワクチンが一般的です。
ワクチンの中に入っている病気の数によって3種混合、5種混合とか8種混合、9種混合など呼んで区別しています。
その中には恐ろしい致死的な病気が幾つか知られています。
日本での発症がみられない狂犬病とは異なり、散歩コースやわんちゃんが集まる公園などの場所で感染する可能性が高い病気です。
当院では5種混合ワクチンと8種混合ワクチンの2種類から選択していただいています。
5種混合ワクチンは主に室内犬や小型犬、8種混合ワクチンは主に大型犬や、
キャンプ、野山によき行くわんちゃんに。
詳しくは獣医師と相談して 決めましょう。
追加接種は毎年1回行います。
ワクチン接種をしたら日付を忘れずにメモをしておきましょう。


(3)フィラリアの予防

フィラリアとは、犬糸状虫症のことを指していいます。
フィラリアは、蚊の媒介によって感染する寄生虫で、「そうめん」の様な長い寄生虫がわんちゃんの血液や心臓に寄生する恐ろしい病気です。
昔、長生きできなかったわん ちゃんの多くはこのフィラリアによって命を落としていました。
近年では、 安全なクスリによって容易に予防できる病気ですので、
もし、この病気に感染させてしまったとしたらそれは飼い主さんの責任と言い換えることができます。
予防は月に一回飲ませるクスリや背中に滴下するスポットタイプなどありますので、
獣医師と相談して決めましょう。
予防の期間は蚊が出始めてから投薬を始め、
蚊が見えなくなって1ヶ月先までの予防になります。
したがって生活地域によっても異なりますが、
普通は5, 6月より11,12月までが多いようです。


(4)ノミ、ダニの予防

ノミ、ダニは、散歩コースや草藪などのあるところに潜んでおり、
わんちゃんが近づいたときに被毛に飛び乗り皮膚へ移動して吸血を行います。
そして、痒みや皮膚病の原因になります。
以前はノミ取り首輪などが多く使われていましたが、
現在では、少量の液体のクスリを首すじや背中に垂らすスポットタイプが主流になりつつあります。
このタイプは1~1ヶ月半に一度、投薬します。
通常、3~5月の温かくなる季節より始めます。
当院では、ノミ、ダニ予防にスポットタイプであるフロントライン、レボリューション
を主に処方しています。



以上、わんちゃんと暮らし始めたときに準備しておかなければならない病気の予防措置になります。その他、糞便検査や随時の健康診断などはかかりつけの獣医師に相談し、日常より十分、大切なわんちゃんの健康管理に気を付けておきましょう。
なにより病気にさせないのが一番、万一おかしな事があれば、
あまり様子を見ずに、早期発見、早期治療を常に念頭に、
末永くわんちゃん達と暮らしていきたいものです