犬の診療について
現在、日本社会において、犬猫は「家族」同様の位置付けとなりました。
そのような背景があり、犬猫たちは大切に飼われ、その結果、20 年程前から比較してもとても長寿になってきています。それに伴うように、アレルギー疾患、腎臓病、肝臓病やガンなどの人間 と同様な病気が増加してきています。
このような病気に対応するために獣医療も飛躍的に進歩してきています。当院では、
インフォームド・コンセント(充分な説明と同意)のもと、現代獣医学水準に則った確かな技術、知識、充分な医療設備のもと、不安な気持ちで病院を訪れる飼い主の方々に安心と家族同様の動物たちの健康をサポートしていきます。
また、セカンド・オピニオンにも対応していますので、難治性疾患の病気に関する情報や治療、手術などに関しご不明なことがありましたら、ご遠慮なくご来院、ご相談ください。
病気の相談、診療のみならず、飼育に関する素朴な疑問、日常のケア、食餌など、どん なことでもお気軽にまずはご相談ください。
一般診療項目
総合診療(⼀般内科、外科、⽪膚科、⻭科、眼科、循環器科など)を基本とした質の⾼い医療を提供しています。
ホームドクターとしての在り⽅を基本理念とし、総合的な診療を⾏っています。
各種検査
血液一般検査、血液生化学検査、ホルモン検査、アレルギー検査、レントゲン検査、内視鏡検査、 超音波検査、眼科検査、皮膚科検査、細胞診、病理組織検査、尿検査、糞便検査の各種検査を行っています。
各種外科手術
動物にとってより安全な麻酔、より痛みの少ない手術を心掛けております。避妊去勢、消化器外科、腫瘍外科、整形外科など対応しております。
電気メス、血管シーリングシステム、レーザー外科装置などを使用した動物にとってより安全で優しい手術を心掛けております。
※特殊な手術や処置が必要な病気については、二次診療施設をご紹介いたします。
ペットドック(健康診断)
言葉で訴えることができない愛犬や愛猫は、体の不調がある場合は飼い主が様子の変化に気づくしかありません。
病気の早期発見をするためにも、定期的な検査をおすすめしております。
当院ではペットドックを実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
※6歳以上の愛犬、愛猫は特に年に一回程度の検査をお勧めしています。
マイクロチップ
最近では、動物にマイクロチップという話も耳にするようになりました。
犬猫はもちろん、その他の動物たちに対するマイクロチップのご相談を受けるようになりました。
まだまだ、その認知度は低く、よくわからない方も多いので、簡単に解説いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
予防診療項目
混合ワクチン、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防、避妊・去勢手術など予防から治療まで幅広く対応し、愛犬・愛猫が健康で過ごせますように、しっかりと予防を心がけましょう。
混合ワクチン
予防期間 年1回
成犬は1年に1回の追加接種が望ましいです。
ワクチンはすべて注射で行い、ウイルスや細菌から身体を守る抗体を作ります。
任意のワクチンですが、死亡率の高い病気や後遺症の残る病気があります。初年度はワクチン接種の時期や種類によって回数が異なります。
フィラリア予防
予防期間 5月~12月
フィラリアとは、蚊によって感染するフィラリアという寄生虫が心臓や肺動脈に寄生する症例です。フィラリアが寄生してしまうと心臓に負担がかかり、命を落としてしまうこともある危険な病気です。
予防には飲み薬タイプ、スポットタイプ(滴下型)がございます。
予防方法によって料金は異なりますので、お気軽にお問い合わせください。
ノミ・ダニ予防
予防期間 通年
ノミ・マダニは皮膚や被毛に寄生し、かゆみや皮膚病の原因になります。
ノミは卵の状態で室内に持ち込まれ、知らない間に家中で繁殖してしまうことがあります。
ノミは皮膚や被毛に寄生し刺されると、その部位にかゆみや皮膚炎を引き起こします。
マダニはやぶや草むらなどに生息し、散歩時に寄生することがあります。
マダニは多くの病原体を媒介し、吸血による貧血や皮膚炎などを引き起こします。
予防には飲み薬タイプ、スポットタイプ(滴下型)がございます。
予防方法によって料金は異なりますので、お気軽にお問い合わせください。
狂犬病予防接種
予防期間 年1回
狂犬病とは犬の伝染病の頃です。犬にかまれることで人や家畜も感染し水を飲んだり見たりするだけで呼吸困難になるところから恐水病とも呼ばれております。
「狂犬病予防法」という国の定めた法律によって、年に1回予防接種を行うことが法律で義務付られています。
狂犬病ワクチンは、春に各市町村で定められた場所での集合注射もあります。
接種時期や料金や自治体への届出方法に関しまして、詳しくはお問い合わせください。
各疾患・症例について
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