ミドリガメ、クサガメの飼い方 ~実践編~
今回は、実際に小さな購入したてのミドリガメやクサガメから、大きく育ってしまった
大人のカメまで実際にどのように飼うのがよいか解説します。
●飼育容器
水が漏れないものであれば何でも構いません。
●食餌
いわゆる、カメ用に作られた、粒の餌(ペレット)を主食に。
これだけでも充分です。
乾物系の餌(エビや糸ミミズブロック)はあくまでもおやつに。
主食にしてはいけません。これらを与えると、固形フードを食べなくなることがありますので注意。
●水槽のセッティング
砂利を敷いて、傾斜を作り、陸と水場の部分作る方法です。
いかにもいい感じですが、汚れが蓄積しやすく、オススメしません。
当院がオススメする飼育方法です。
これだと、水換え簡単で、食べ残しや糞の確認が容易です。
陸場は、カメが乗れる大きさで充分です。陸で歩きまわれるほどの広さは必要はありません。
また、大人になったミドリガメはとても大きいので、普通に陸場を作ろうとすると、
巨大な石や岩が必要になり、管理が大変です。
また、泳ぐスペースも必要ですので、水量を増やすためにも、
「橋げた式」を推奨しています。
橋げたには、ホームセンターなので、売られている、キッチン用の鍋置きとレンガで作成します。
橋げたの下は、カメさんの隠れ家にもなり、一石二長です。
陸地の部分には、上から、クリップのついた電球を10~12時間ほど照射します。
カメさんは、そこに登って温まります。
冬になれば、水中ヒーターを入れて水温25℃にすれば、冬でも元気に飼育できます。